毎年この時期になると、次のような症状が出る。そんな経験はありませんか?
☑ 体が重い
☑ やる気が出ない
☑ 集中力が落ちてきた
☑ 疲れやすい
実は、梅雨時期の体調不良(梅雨バテ)はその後の「夏バテ」と深く結びついていると言われています。原因と対策を知って梅雨のダルさと夏バテの原因を解消していきましょう!
梅雨は血液がドロドロになりやすい?!
だんだん暑くなっていく梅雨の時期、体は体温を下げるために汗をかき続けています。ところが湿度が高いと汗が蒸発しにくく、熱をうまく逃せません。その結果、血液が「ドロドロ状態」になりやすくなり、手足の末端の細い血管まで酸素や栄養が届きにくくなります。
自律神経と「梅雨ダル」症状のただならぬ関係
私たちの体は、「自律神経」によって調整されています。活動モードの「交感神経」と休息モードの「副交感神経」が状況に応じてスムーズに切り替わることで、体のあらゆる機能を調整しています。
ところが梅雨の時期は、気温・湿度・気圧の変化が大きく、この切り替えが乱れてしまいます。交感神経が優位ならイライラや不眠、緊張感が続き、副交感神経に偏ると倦怠感や食欲不振につながります。どちらに転んでも「なんとなくずっとしんどい」という感覚になってしまいます。
さらに、マグネシウムが汗で失われると、筋肉のこわばりや睡眠の質低下、気分の不安定さを引き起こします。梅雨前線による気圧の変化が内耳を刺激して頭痛やめまいを引き起こすのも、 この自律神経の乱れと根っこがつながっているからです。

梅雨になると頭がスッキリしないのはなぜ?
自律神経の乱れは、脳の働きにまで影響を及ぼすこともあります。 特に「考える・判断する・集中する」を担う脳の前の部分(前頭葉)への血流の調整がうまくいかなくなると、「考えがまとまらない」「何もしたくない」「理由もなく気分が沈む」という感覚になり、 思考に「もや」がかかる「ブレインフォグ(脳の霧)」という状態になってしまいます。
さらに、自律神経の乱れはホルモンバランスにも波及し、「幸せホルモン」セロトニンの分泌が減っていきます。気持ちの安定感や前向きな意欲が失われ、曇り空が続く梅雨の日照不足がこれに追い打ちをかけます。
梅雨バテに負けない!おすすめケア3選
1. 湿度調整しやすい環境
室内の湿度は50〜60%を目安に除湿機やエアコンで調
整を。寝具の湿気も見落としがち。除湿シートやシー
ツ素材の見直しが睡眠の質にも効果的。
2. 軽い運動と食事で血流促進
朝の短いウォーキングや入浴後のスト レッチで血流を促しましょう。梅雨に
失われやすいマグネシウムはナッツ・海藻・豆腐で補給を。すねの外側にある足三里(あしさんり)はダルさをサポートするツボとして知られています。
3. ぬるめの湯船で身体を温める
蒸し暑い時期はシャワーですませがちですが、自律神経が乱れやすい時期こそぬるめのお湯に汗が出るまでゆっくり浸かり身体を温めましょう。寝つきもよくなる効果も期待できます。入浴前後に水分・ミネラル補給をお忘れなく!
憂うつに感じることも多い季節ですが、雨の降り始めの匂い(ペトリコール)や雨上がりの匂い(ゲオスミン)を“心地よい”と感じる人が多かったり、田んぼや農作物にとって恵みの雨だったり、しっとりと水分を含んだ空気と静けさにより、視覚や聴覚をはじめとする「五感」が研ぎ澄まされやすい時期だったりと、良い部分もたくさんあるので、目を向けて楽しんでみるのもいいかもしれません。
梅雨が終われば、暑さの本番がやってきます。夏バテを防ぐためにも「梅雨ダル」を乗り切って、晴れやかな季節を元気に迎えましょう(^^)